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研修参加者の声1

 
熱気球

​色々な人からたくさんのフィードバックをもらい、

自分について深く理解する機会。

自分と他人の違いを前向きに捉えられるように

 
コンサルティング業界

T様

 
2022年11月19回のシゴトのチカラに参加くださったT様。

参加者様の目線からみたシゴトのチカラとは?研修中に参加者の内面ではどんなことが起きるのか?そして研修後のご自身の変化などについてお伺いしました。

参加のきっかけを教えてください

 

キャリアコンサルタント資格ホルダーの仲間からの紹介でシゴトのチカラを知りました。参加する前は、「資料作り、作業量多くて大変だろうな」という印象。でも実際参加してみると、作業する前の「自分の仕事を振り返る、その時の感情と向き合う、それを人に伝えられるストーリーに落とし込むこと」が大変でした。

ー 何がどのように大変でしたか?

研修2日目(DAY2)に、自分としてはこれが大変で、こう乗り越えました」とちゃんと伝えているつもりが、周りに全く伝わらない状況に陥ったんです。しかもどこをどう改善すればいいのか、自分自身わからないし、うまく言葉にできなくて。

 

他の参加者は「次回の研修DAY3までにこう修正していこう」と道筋が見えている感じがあるのに、私は見えずにもやもや。研修後にも残って2名の運営スタッフからも追加でアドバイスもらいました。2人とも「伝わらない、わからない」という意味では同じだったんですが、なぜ伝わらないのか、改善のためのアドバイスはまた全く違う視点でのフィードバックで、結局自分の中で道筋が見えないままDAY2が終わりました。

色んな人にたくさん質問してもらい、聞いてもらったのに伝わらない、言葉にできない。DAY3はプレゼンする相手は大学生だし、更に伝わりづらいのにまずいぞ、全然だめだ、とそこで本気のスイッチが入りました。そこからはとにかくずっとそのことを考えている状態になりました。

ー 研修2日目DAY2直後に感じていたのは焦り?不安?どんな気持ちでしたか?

どちらもありました。本当に本番にちゃんと辿り着けるのかなと。

DAY2直後は「ただキレイにいおうとしてたけど、それじゃ伝わらないし、まとらない」ということだけはわかっていたので試行錯誤しました。とにかく自分の気持ちを言語化するのが難しかったので、どうしたら伝わるのか、ヒントを求めて結構読書もしました。

 

仕事のエッセーなど読むと、他の人の辛かったエピソードが言語化されているんですよね。自分の中からは言葉が出てこないけど、読んでいると「私の辛かった気持ちこれと一緒だ!」「『ぬか喜び!』ってまさに!(そういう感じ!)」など共感できる表現が出てきて、それをメモしながら必死に取り入れていくんです。

それと同時に自分の中からまだ出さなきゃいけない部分もあったので、自分と向き合って、また本を読んで表現を探して、と行ったり来たりしながら深めていきました。

 

その作業を繰り返していくと、それまでとは大きく違うメッセージと方向性が見えてきました。不安だったんですが相談していたスタッフから「深まってきたね。言葉にできたね。」といってもらえた時には「こんな感じでいいんだ」と安心してやる気がでてきました。

ー 研修3日目DAY3社会人リハーサルはいかがでしたか?

DAY3は、午前と午後で2回プレゼンしますよね。

午前中の1回目は、プレゼンを聞く人がこれまでの経緯も知っているメンバーとスタッフだったので「いいんじゃない!」と好評価をもらいました。

でも午後の2回目は、聞く側は初めて私のプレゼンを聞く人ばかり。また「全然わからない!」と言われてしましました笑。「結構変えたんだけどな」と思いつつ、大学生ナビも率直にアドバイスをくれて助かりました。

ー どんなアドバイスだったのでしょうか?

「仕事の流れはわかるけど、なんでそれが辛かったのか伝わらない」と言われました。それを伝えるために足りないのは私のパーソナリティがもっと知りたいと。例えば私の学生時代の経験やどんなことを弱みに感じていたのか、苦手に思っていたのかという根底があるからこそ仕事で壁になっているんだとわかる。それがないと初めましての人にはわからないから、自己紹介の話をもっと厚くしてほしいと言われました。

リハーサルで一緒になった社会人のプレゼンは自己紹介の内容がとても濃く、逆に濃すぎて時間的に削る必要があるくらいで、2人のプレゼンを足して2で割るとちょうどいいくらいというアドバイスももらいました。その方のプレゼンを聞いて、これくらいしたほうが人となり伝わるんだと参考になりました。

ー 研修最終日DAY4はいかがでしたか?

たくさん準備してきたので、あとは生徒と楽しく話せたらいいなと思い臨みました。

今回の生徒さんはカメラオフの生徒もいて反応が見えづらく、ちゃんと伝わったのか不安もありましたが最後に感想のかかれたメッセージカードを一人一人からもらい、伝わってたんだと感じることができました。

ー 改めて研修を振り返って思うことや、学び・気づきを教えてください

他の参加者も話していましたが、あそこまで過去を深く振り返る、乗り越えてきた壁と向き合うことはこれまでありませんでした。今回で成仏できたというか、「自分てこういう人なんだ」と改めて気づけた、すごい1ヶ月半だったと思います。

例えば私は相手の話を真面目にしっかり吸収できる特性がある、裏を返すと真正面から受け止めすぎるところがある、だから悩みやすいのかもとか。だからこそ、一つの視点だけでなく複数の視点や、俯瞰した視点を取り入れることが大事なのではと思うようになりました。

 

思っていた以上に自分について色んな人からたくさんフィードバックをもらう中で、これまで自分と他人を比較して足りないと落ち込んでいたのが、違いとして肯定的に受け止められるようになった気がします。参考にしたいと考えられるようになりました。

 

自分がわかるようになったからこそ、人の話を聞いても相手により興味を持てるようになったというか。今までは人の話聞いていても私にはそれできないな、やっぱり自分は得意じゃないんだなと思っていたのが、今は素直にすごいな、とかこの人はなんでこんなことできるの?と前向きに興味を持てるようになった気がします。

ー 最後に、ご自身の今後にどう繋がりそうか、今感じていることをお聞かせください。

そうですね…。一つはなんか力を抜こうと思えました。笑

高校での授業で同じクラスになった社会人の方が仕事がとっても楽しそうだったんですよね。

素でこんなに楽しそうな人いるんだ、でも深く考えてないっておっしゃっていて。そういうのもありだなと気づけたり。これまで人の仕事について深く機会もなかったので、いいなと思ったのもあります。

皆さんブラッシュアップして深められた話を聞くことができて、高校生だけでなく私にとっても貴重な時間でしたね。自分でこうあるべき、頑張るのが普通だとか決めつけてしまい、それで苦しんでるんだなとわかってもう少し力抜こうと思えました。

 

もう一つは、誰かに話して、それに突っ込んでもらうことはすごく意味があることだと気づきました。

これまでは同じ仕事の人じゃないと共感してもらえない、自分自身も共感できないんじゃないかと思っていたんです。でもシゴトのチカラを経験して、立場が違う相手にだからこそ自分も努力して話すし、新しい視点が生まれて理解が深まる。

 

話すことの効果をすごく感じたので、自分から志願して自社の企業内キャリアコンサルティングにもこれから関わる予定です。対話することで壁打ちの相手になれたらと思っています。

※ 2022年12月取材。部署・役職等は掲載当時のものです。
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